キーウィとプケコの金融投資講座 手法構築編③ 世界の始まり(手法の評価)
Hi、キーウィ!爽やかな天気だね。どうだい、そろそろ君も「信じること」より「疑うこと」の方が尊いものだと感じてきたんじゃないかい?
あ、プケコ。確かに僕は君が本当にプケコかどうかは分からないけど、前回の宿題だった手数料込みの損益グラフを示してくれるなら君がプケコかどうかなんてどうでもいいことだね。
フフ、いい返事だ。それじゃ始めよう。まず、僕たちはこのグラフが効果的なものか評価をしているんだったね。
ぱっと見は右肩上がりに見えるけど、手数料を入れたり、期間を延ばしてみたら、全く違う結果になるかもしれないからね。
そうだ。そして、これが手数料を入れたグラフだ!
・・・。
手数料って怖いんだね。プケコが以前に悪魔の呪いと言っていたことがよく分かったよ。
その通りさ、キーウィ!ちなみに、手数料は証券会社の収益だよね。つまり、証券会社は平均損益735円、標準偏差0円、シャープレシオ無限大の取引を行っているのさ。そりゃ、顧客に積極的な取引を勧めるに決まってるよね。
顧客が取引によって儲かっても損しても、証券会社は必ず手数料の分が儲かるんだね。
まあ、店頭取引っていう証券会社がリスクを負う方法もあるんだけどね。FX業者とかは基本が店頭取引だから、顧客が運営側の穴を狙って運営側の利益を横取りできる可能性があったりするんだよ。
なんか、ゼロサムゲームで運営側もリスクを負ってるなんて、リアルなライアーゲームみたいだね。
Oh、ようやく気がついたかい、キーウィ。世の中ほとんどがライアーゲームみたいなものじゃないか。「仕組みに気づかず、利用されるか。仕組みに気づき、利用するか。仕組みを超えて、構築するか。」
・・・。
「仕組みに気づかず、利用される」レベルの存在の消失。そのとき見える世界はいったいどんな景色なんだろうね。さあ、世界の始まりだ!金融投資をきっかけに、僕らが模範を示すんだ!
・・・。
僕はなぜプケコが取引手法を晒すのか疑っていたよ。「儲かるならこっそりお金を貯めた方が得なのに、なんでバラすの?」って。
そうかい?まあ、お金なんて仕組みの一つに囚われているうちはそう思うかもね。
さて、本題に戻ろう。取引期間を延ばしてみたグラフがこれだ!
・・・。
右肩上がりの青いグラフは直近の緑で示してある株価上昇時に起こった一つの幻想だったんだね。
手数料を入れなくても、ほとんど勝つ見込みはなかった訳だ。なお、緑のグラフが垂れているのは株価がうまく取得できなかっただけで他意はない。
よく考えてみたら、買いだけの手法だから、株価下落時は厳しくて当然だね。でも、全く勝つ見込みがなかったなんてショックだなあ。
フフ、ちなみに「直近は勝てた」って言っても、これだけ株価が上がってるんだ。黒枠の始めの時期で買ってずっと持ち越した場合のグラフも示そう。緑の推移を見てくれ。
バタバタしているけど、圧倒的に成績は良いね。しかも、最初に1回しか取引しないから手数料はほとんど掛からないのか。考えさせられるね。
まあ、ずっと持ってるのはリスクが高いし、短く持って取引回数が増えると手数料で苦しくなるし。とりあえずデイトレあたりがちょうど良いってのは以前に話したよね。
こうやって実際に図に示されると納得がいくね。ところで納得と言えば、標準偏差が確率68%以内のブレ幅に収まるってずっと気になってたんだ。この際、正式に疑うね。なんでなの?
フフ、いいだろうキーウィ。ただ、それを理解するには準備が必要だ。次回は、これまでのグラフを使って視覚的に分かりやすく標準偏差の謎に迫ろう。しっかり復習しておいてくれたまえ。それじゃ、bye!
・・・。
疑うこと。僕らはなぜお金を欲しがるのだろう。食べるため?本当に・・・?
(確かに先進国であれば、食べるためにそんなにフルタイムで激務をこなす必要はないからな。キーウィも疑うことから新しい世界のポータルキーを見つけたようだ。みんなもキーウィに負けないように頑張ろう!)
<今日の名言:プケコ>
・世の中ほとんどがライアーゲームみたいなものじゃないか。「仕組みに気づかず、利用されるか。仕組みに気づき、利用するか。仕組みを超えて、構築するか。」
・「仕組みに気づかず、利用される」レベルの存在の消失。そのとき見える世界はいったいどんな景色なんだろうね。さあ、世界の始まりだ!金融投資をきっかけに、僕らが模範を示すんだ!
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