キーウィとタカへの投資リテラシー向上部② 二皿プリン相等(お金とは)
さて、「回転寿司1皿100円」をテーマに今日は課外活動を行っているわけだが・・・キーウィ!!
タカヘ!!金融リテラシーって最高だね。ブリ!僕は金融リテラシー向上部に入ってヒラメ本当に良かったよ!ところで今日のテーマの意味は何なの?
そこが本題だよキーウィ!!僕は「そもそも通貨とは、貝からはじまり〜」なんて話をしたくない。そんなレガシーな知識を得たって全く役に立たないじゃないか。それよりも今まさに現代で利用されている最新の金融フレームワークについての話をしたい。
貝だって美味しいけどね。あ、ツブ貝だ!ペロリ。それにレガシーやフレームワークなんて難しいこと言ったら訳が分からないよ。もっと簡単に説明しなくちゃ。
ヘヘ、そうだね。それじゃ今日は「お金」について話そう。キーウィ、僕らは投資をしてお金を増やそうとしているよね。じゃあ「お金」ってなんだい?例えば100円でいったい何ができるんだい?
それは・・・、100円はこの回転寿司1皿と交換できるよ。
そう!「100円→1皿」だ。寿司職人から見たら1皿が100円になったのだから「1皿→100円」と言っても良い。つまりは「1皿=100円」だ。じゃあ、回転寿司なのに流れてくるこのプリンはいくらかな?
200円だね。スーパーで買うより随分高いよ。「200円→1プリン」、「1プリン→200円」すなわち「1プリン=200円」と表せるよ。
そうだ。この回転寿司の系の中では「1皿=100円」、「2皿=200円」すなわち「1皿=0.5プリン」、「2皿=1プリン」が確定する。
タカヘ。そんなの当たり前じゃないか!
当たり前なもんか!キーウィ!お金というものを通して、回転寿司2皿とプリン1つの価値が全く同じであるのとを証明できたんだぞ!三角形の合同の証明みたいに暗記させたいくらいさ!「2つの皿とその間のプリンの価値は等しい」ってね。
うーん。つまり、「お金とは価値を数値化したもの。」ということ?
ヘヘ。厳密にはお金の価値尺度という側面しか見ていないが、まあその通り、価値を数値化したものがお金だ!価格とも呼んだりもする。お金(価格)は価値を数字で表すことができた画期的な発明物なんだ!
ふーん、図を見ても、やっぱり当たり前のことだと思うけどなあ。
そう思うかい?でも、突然「株価って何?」と言われた時、キーウィは答えられたかい?「価値を数値化したものをお金(価格)とする」と定義したおかげで「株価とは、株という商品の価値を数値化したもの」と簡単に答えることができるのさ。これがリテラシーだ!
なるほど。株とかあまり分からなくても、「株価は株の価格」だから、そういうふうに答えられるんだね。ところで、そうすると「価値」って何なのかな?さっきから当たり前のように使っていたけど。
ヘヘ、ヘヘヘヘ。素晴らしい発言だよ、キーウィ!これから価格のついた金融商品に投資しようとする僕らは、当然、価格の根源である価値について整理しておく必要がある。
価格とか価値とかややこしいね。
プライス(価格)とバリュー(価値)と言った方がカッコいいかな。
何でもカタカナにすればいいってものじゃないけどね。あ、大好きなカリフォルニアロールだ!食べよ。
・・・。
モグモグ!美味しい!
・・・・・・。
(タカヘは思った。「カリフォルニアロールなんて邪道だ!」と。頑張れタカヘ!負けるなタカヘ!)
<今日の名言:タカヘ>
・三角形の合同の証明みたいに暗記させたいくらいさ!「2つの皿とその間のプリンの価値は等しい」ってね。
・価値を数値化したものがお金だ!価格とも呼んだりもする。
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